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競輪の赤板とは?打鐘(ジャン)の意味と残り周回の見方を初心者向けに解説

競輪のレースを見ていると、「赤板に入りました」「ジャンが鳴りました」「最終ホームを通過」といった実況を耳にすることがあります。

競輪を始めたばかりの人にとっては、赤板やジャンが何を意味しているのか、ゴールまであと何周あるのか分かりにくいかもしれません。

赤板とはゴールまで残り2周を示す表示のことで、打鐘(ジャン)とは残り1周半から残り1周まで鳴らされる鐘のことです。

どちらも、競輪のレースが終盤に入っていることを理解するための重要な合図です。

赤板・打鐘・最終周回の基本

  • 青板=残り3周
  • 赤板=残り2周
  • 打鐘(ジャン)=残り1周半から1周まで鳴る鐘
  • 最終ホーム=残り1周に入る地点
  • 最終バック=ゴールまで残り半周の地点

この記事では、競輪の赤板と打鐘の意味、残り周回の見方、選手が仕掛けるタイミングなどを初心者向けにわかりやすく解説します。

競輪の赤板とは?

赤板(あかばん)とは、競輪のレースでゴールまで残り2周になったことを示す表示板です。

競輪場では、選手に残り周回数を知らせるための周回板が設置されています。

ゴールラインのあるホーム・ストレッチ側で残り2周を示す表示板が赤色であることから、「赤板」と呼ばれています。

実況で「赤板を通過」「赤板に入りました」と聞こえた場合は、レースが残り2周に入ったことを意味します。

ただし、赤板に入ったからといって、すべての選手が一斉にスピードを上げるわけではありません。

前方の位置を取りに行く選手や、後方で仕掛けるタイミングを待つ選手など、それぞれの動きが見られます。

競輪の打鐘(ジャン)とは?

打鐘(だしょう)とは、レースが残り1周半になったことを知らせるために鳴らされる鐘です。

競輪では、この鐘の音を「ジャン」と呼びます。

先頭の選手が残り1周半のバック・ストレッチ・ラインを通過すると鐘が鳴り始め、残り1周まで鳴らされます。

そのため、実況では次のような表現が使われます。

  • ジャンが入りました
  • 打鐘を迎えました
  • ジャン前から仕掛けました
  • 打鐘過ぎに先頭へ出ました

ジャンは、レースが終盤に入り、選手同士の駆け引きが本格化していく場面を知らせる合図です。

ただし、ジャンが鳴った瞬間に必ず全員が全力で走り始めるわけではありません。

実際にスピードが上がるタイミングは、先行する選手やラインの動きによって変わります。

赤板と打鐘(ジャン)の違い

赤板と打鐘は、どちらもレース終盤を示す言葉ですが、意味は異なります。

項目 赤板 打鐘(ジャン)
意味 残り2周の表示 残り1周半から鳴る鐘
タイミング 残り2周 残り1周半~1周
知らせる方法 表示板 鐘の音
レースの見方 位置取りや仕掛けに注目 主導権争いや加速に注目

初心者は、「赤板が先、ジャンが後」と覚えると分かりやすいでしょう。

赤板からジャンまでの間にも選手の位置が大きく変わることがあるため、この区間はレースの重要な見どころになります。

競輪の青板とは?赤板との違い

競輪には赤板だけでなく「青板(あおばん)」という言葉もあります。

青板とは、ゴールまで残り3周を示す表示板のことです。

赤板が残り2周を示すのに対して、青板は残り3周を示します。

実況で「青板から動きました」と言われた場合は、残り3周付近から選手が位置取りなどのために動き始めたことを意味します。

レースによっては、赤板より前の青板付近からライン同士の駆け引きが始まることもあります。

青板と赤板の覚え方

青板=残り3周、赤板=残り2周です。

青板から赤板、打鐘、最終周回という順番でゴールが近づいていきます。

競輪の残り周回はどうやって見る?

競輪の残り周回は、競輪場の周回板やレース映像の表示、実況などで確認できます。

レースの終盤は、次の順番で進みます。

場面 残り周回 見どころ
青板 3周 位置取りやラインの動き
赤板 2周 主導権を取るための動き
打鐘(ジャン) 1周半 先行争いや仕掛け
最終ホーム 1周 最終周回の位置関係
最終バック 半周 捲りや追い込みの動き
ゴール 0周 着順が決定

この順番を覚えておくと、レース映像を見たときに、ゴールまでどのくらい残っているのかを理解しやすくなります。

赤板からゴールまでの流れ

赤板からゴールまでの基本的な流れを、順番に見ていきましょう。

① 赤板で残り2周に入る

残り2周になると赤板を通過します。

このあたりでは、後方にいるラインが前へ上がったり、前方にいる選手が位置を守ろうとしたりする場面があります。

選手によっては、この段階から先行するための動きを始めます。

② 打鐘で残り1周半になる

残り1周半になるとジャンが鳴り始めます。

ここでは、どのラインが先頭に立つのか、どの選手が仕掛けるのかが重要になります。

前方のラインがペースを上げる場合もあれば、後方から別のラインが一気に前へ出る場合もあります。

③ 最終ホームで残り1周になる

ジャンが鳴り終わるころ、選手は最終周回に入ります。

この地点を「最終ホーム」と呼びます。

最終ホームでは、先頭を走る選手や、その後ろに付く番手選手の位置関係が重要になります。

④ 最終バックで残り半周になる

最終バックは、最終周回のバック・ストレッチ側の地点です。

ここを通過すると、ゴールまで残り半周となります。

先行選手がリードを保てるのか、後方から捲りが届くのかなど、レースの結果に大きく関わる場面になります。

⑤ 最終コーナーからゴールへ

最後のコーナーを回ると、ゴールまでの直線に入ります。

先頭の選手がそのまま逃げ切る場合もあれば、番手や後方の選手が差して1着になる場合もあります。

赤板からの位置取りや仕掛けが、最後の着順につながっていきます。

赤板になると選手が動き始めるのはなぜ?

競輪では、レース終盤にどの位置を取っているかが重要になります。

後方にいる選手は、ゴールまでの距離が短くなる前に仕掛けたいと考える場合があります。

一方、前方にいる選手は、自分に有利な位置を維持したり、後方から来る選手の動きを警戒したりします。

そのため、赤板付近からライン同士の駆け引きが活発になることがあります。

ただし、すべてのレースで赤板から動きが始まるわけではありません。

青板から早めに動くレースもあれば、ジャンを過ぎても大きく隊列が変わらないレースもあります。

打鐘が鳴ると必ずスピードが上がる?

ジャンはレース終盤を知らせる合図ですが、鐘そのものが選手に全力疾走を命じているわけではありません。

ジャンが鳴ってから先行争いが激しくなるレースもあれば、最終ホームや最終バックまで仕掛けを待つレースもあります。

スピードが上がるタイミングは、出走している選手の脚質やライン構成によって変わります。

例えば、先行を得意とする選手が早めに動く場合もあれば、捲りを得意とする選手が後方でタイミングを待つ場合もあります。

選手の戦い方については、競輪の脚質とは?逃げ・捲り・差し・追い込みの違いを初心者向けに解説で詳しく紹介しています。

赤板と誘導員にはどんな関係がある?

競輪のレースでは、スタート後に選手たちの前を走る「誘導員」がいます。

誘導員は、レース前半で選手たちのペースを作り、風よけの役割も担っています。

ただし、誘導員はゴールまで選手を先導するわけではありません。

競走の種類やバンクの周長などに応じた所定の地点で退避し、その後は競走選手同士でゴールを目指します。

誘導員が退避するタイミングは、必ず赤板や打鐘と一致するわけではありません。

そのため、赤板になったから必ず誘導員がいなくなる、ジャンが鳴ったら必ず退避する、と覚えないようにしましょう。

誘導員について

誘導員はレース前半を先導する役割があります。退避する地点は競走条件によって異なるため、赤板やジャンとは分けて理解することが大切です。

赤板・打鐘とラインの動きを一緒に見る

赤板や打鐘の意味を覚えたら、次はラインの動きにも注目してみましょう。

競輪では、複数の選手がラインを組んで走ることがあります。

赤板付近で後方のラインが前へ上がった場合、そのラインが先行するために動いている可能性があります。

また、別のラインが前へ出るのを待ってから仕掛ける選手もいます。

そのため、赤板からジャンにかけては、

  • どのラインが先頭にいるのか
  • どの選手が前へ上がっているのか
  • 後方で仕掛けを待っている選手は誰か
  • 番手選手が先頭選手に付いていけているか

といった点を確認すると、レースの流れを理解しやすくなります。

ラインの基本については、競輪のラインとは?初心者向けに意味・見方・番手の役割をわかりやすく解説で解説しています。

赤板・打鐘と決まり手には関係がある?

赤板からゴールまでの動きは、最終的な決まり手とも関係します。

競輪の主な1着の決まり手には、逃げ・捲り・差しがあります。

例えば、ジャン付近から先頭に立った選手が、そのまま後続に抜かれずゴールすれば「逃げ」の決まり手になることがあります。

一方、後方から仕掛けて先頭を追い抜けば「捲り」、ゴール前で前の選手を追い抜けば「差し」となる場合があります。

ただし、どの地点で動いたかだけで決まり手が確定するわけではありません。

決まり手の違いについては、競輪の決まり手とは?逃げ・捲り・差し・マークの意味を解説で確認できます。

バンクの長さが違っても赤板は残り2周?

競輪場には、333バンク・400バンク・500バンクなど、1周の長さが異なるバンクがあります。

しかし、赤板が残り2周、打鐘が残り1周半を知らせるという基本的な意味は同じです。

一方、同じ残り2周でも、バンクの周長によってゴールまでの距離は異なります。

バンク 赤板時点の残り距離
333.3m 約667m
335m 670m
400m 800m
500m 1,000m

このように、同じ赤板でもゴールまでに残された距離には違いがあります。

そのため、バンクの周長もレース展開を考える材料になります。

バンクごとの特徴については、競輪のバンクとは?333m・400m・500mの違いを初心者向けに解説で紹介しています。

赤板とS・B・Hの記号は同じ意味?

競輪の出走表には、S・B・Hという記号が表示されることがあります。

このうちHはホーム、Bはバックに関係する記号ですが、赤板や打鐘とは意味が異なります。

赤板や打鐘は、レース中の残り周回やタイミングを示すものです。

一方、出走表にあるS・B・Hは、選手の過去のレースでの位置取りや走行状況を確認するための記号です。

似た言葉が出てきても、レース中の合図と出走表の記録は区別して覚えるとよいでしょう。

それぞれの記号については、競輪のS・B・Hとは?出走表にある記号の意味を初心者向けに解説で詳しく説明しています。

初心者は赤板からどこに注目すればいい?

競輪を見始めたばかりなら、赤板からゴールまでの間に、すべての選手の動きを把握する必要はありません。

まずは、次の順番で見ると分かりやすいでしょう。

  1. 赤板で先頭にいるラインを確認する
  2. ジャンまでに前へ上がる選手を見る
  3. 最終ホームで先頭にいる選手を確認する
  4. 最終バックで後方から仕掛ける選手を見る
  5. ゴール前でどの選手が伸びてくるかを見る

この5つを意識するだけでも、レースの流れが少しずつ理解できるようになります。

特に、赤板からジャンにかけてラインの並びがどう変わったのかを見ると、選手がどのように主導権を取ろうとしているのかが分かりやすくなります。

赤板・打鐘(ジャン)についてよくある質問

赤板は残り何周ですか?

赤板は残り2周です。ホーム・ストレッチ側の周回板で残り2周を示します。

ジャンは残り何周で鳴りますか?

ジャンは残り1周半から鳴り始め、残り1周まで鳴らされます。

青板は残り何周ですか?

青板は残り3周です。赤板より1周前のタイミングを示します。

赤板になると必ず選手が仕掛けますか?

必ず仕掛けるわけではありません。青板から動く場合もあれば、ジャンや最終周回まで仕掛けを待つ場合もあります。

ジャンが鳴ると誘導員は退避しますか?

必ずしも一致しません。誘導員の退避地点は競走条件によって異なります。

333mバンクでも赤板は残り2周ですか?

はい。333m・400m・500mのいずれでも、赤板は残り2周を意味します。ただし、残りの走行距離はバンクの周長によって異なります。

まとめ 赤板と打鐘を覚えると競輪の流れが分かりやすくなる

競輪の赤板とは、ゴールまで残り2周になったことを示す表示板です。

打鐘(ジャン)は、残り1周半から残り1周まで鳴らされる鐘を意味します。

  • 青板=残り3周
  • 赤板=残り2周
  • 打鐘(ジャン)=残り1周半から1周まで
  • 最終ホーム=残り1周
  • 最終バック=残り半周

初心者は、まずこの順番を覚えておきましょう。

赤板からジャンにかけては、選手が前方の位置を取りに行ったり、先行するために仕掛けたりする場面が見られます。

ただし、すべてのレースが同じタイミングで動くわけではありません。

ライン構成や選手の脚質、バンクの特徴によって、仕掛けるタイミングやレース展開は変わります。

赤板・ジャン・最終ホーム・最終バックの意味を理解すると、実況で使われる言葉が分かるようになり、競輪のレースをより詳しく見るための基礎が身につきます。

最終更新:2026年10月15日